当院の難病に対する鍼灸治療
当院では、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、クローン病、ALS、筋ジストロフィー、後縦靭帯骨化症、サルコイドーシス、全身性エリテマトーデス、橋本病、バセドウ病、ミトコンドリア脳筋症、黄斑変性症、脊髄小脳変性症など、難病に対し多数の鍼灸治療実績があります。
私、院長の増井は、難病と診断された方、終末期の痛みや苦しみのある方、末期癌治療の方などが多く来院する様々な治療院で鍼灸師として20年以上活動してきており、長く完治が困難な患者様を治療させて頂きました。現在でも、同様な方が遠方より来院されています。難病で鍼治療をお探しの方は一度ご相談ください。
難病は『症状の改善が難しく治らない疾患』としてあきらめていらっしゃる方もいるかもしれません。 難病とは、治療方法が確立しておらず、完治は困難とされています。しかし、完治はしないものの適切な治療や自己管理を続けることで、良好な日常生活ができる状態になっている疾患も多くあります。
当院では、こうした疾患の症状から発生する身体的、精神的負担を和らげ、日常生活上の辛さを軽減できるようサポートしてまいります。
難病鍼灸の治療方針
難病治療や完治が困難な疾患、内臓疾患には中医学鍼灸で体質の改善、症状の緩解し根本を治療する(標本同治)療法で、難病悪化の防止と症状が改善するよう全力を尽くします。
病気の完治は困難だとしても、日常生活を送るときに障害となる症状「食欲が出ない」「いつも下痢で外出が難しい」「倦怠感が強く起き上がることに時間がかかる」などの不快な症状が軽減することが出来たら生活の質は格段に良くなります。
当院では治療と同様に話を聞くことを重要と考えています。身体面や気持ちの面でつらい、苦しい、日常生活をおくる上で不便な点など何でも話してください。それらも治療を行うにあたって非常に重要なことになります。話を聞きながら治療を行い症状の変化を診ていきます。治療は、主訴となる局所のみではなく、随伴症状、副症状も併せ『全身的な治療』をいたします。 そして、治療時間の経過とともに治療効果の判定を行い効果的な治療方法を確立させていきます。
治療の間隔について
治療の頻度、間隔はご自身のペースを大事にしてください。もちろんですが週に1~2回の定期的な治療を行う方が改善していきやすいですが、難病と診断された方、終末期の痛みや苦しみのある方、末期癌治療の方は体調の変化が激しいです。調子が良いと思っていても数分の間に急変してしまう事も多いです。
「治療に行こうと準備していたのですが、家を出ようとしたら急に体調が悪くなって」という感じで連絡を頂くこともあります。急なキャンセルも問題ありません。最も効果的と考えられる頻度、間隔の提案はさせて頂きますが何よりも『ご自身の体調を大事にしたペース』で来院していただけたらと考えています。
難病鍼灸治療の諸注意
鍼灸治療により病気が完全に治癒することは、残念ながら非常に困難です。病気の進行を緩やかにすることや、病気そのものではなく付随して出てくる症状を緩解させることを主な目的として治療することになります。 痛みのために安眠できないのを痛みを取り除き安眠できるように、倦怠感が強く家族と会話するのもつらいのを倦怠感を軽減させ楽しく会話できるように、 いつも下痢のためトイレを気にして外出しにくいのを下痢を緩解させいつでも外出できるようにといったように、生活を送っていく中での不快な症状を軽減、緩解することは可能です。
院長紹介のページでも書いていますが、食欲が落ち食べられなかった方が、ご飯を食べられる、脂っこいものが食べられる、家族と食卓を囲めるようになる、などのように少しでも改善される方もおられます。 癌の末期の方では、体をちょっと動かすだけで痛い、それが軽減でき温泉旅行に行くこともできたなど、家族と笑顔で過ごせたということもあります。 身体の辛い痛みや症状で悩んでおられる方に少しでもお役に立てるように努めますので一度当院にご相談ください。 症状や状況をお伺いして、過去に同様な治療経験があるかないかや、治療を行った場合どういった回復が見込めるかなどお話させていただきます。
鍼灸が難病に効果があるとされる理由
鍼灸が難病に効果がある理由は、以下のような点が挙げられます。
自律神経の調整: 痛みによる苦しみ、様々な症状による不安などのストレスは体を過度に緊張させ自律神経を乱します。 鍼灸治療で痛みを緩解させ、過度な緊張を取り除くことによってストレスが軽減し自律神経は整い調整されることにより、症状の改善が期待されます。
血流の促進: 鍼灸によって血流が促進され、組織や臓器への栄養や酸素の供給が増加します。これにより、炎症や慢性的な痛みの緩和、組織の修復などが促進されることがあります。
免疫機能の向上: 鍼灸が免疫機能を調整し、免疫細胞の活性化や免疫反応の改善を促すことがあります。これにより、自己免疫疾患などの難病に対する免疫系の働きが改善されることが期待されます。
神経伝達の調整: 鍼灸が神経伝達物質の分泌を調整し、痛みや炎症を調節する作用があります。これにより、痛みや不快感の軽減、神経系の安定化が促進されることがあります。
ホメオスタシスの回復: 鍼灸が体内のホメオスタシス(内部平衡)を促進し、身体全体のバランスを回復させる作用があります。これにより、様々な症状や疾患に対する身体の自然な治癒力が活性化されることが期待されます。
これらのメカニズムにより、鍼灸が難病の症状の緩和や管理に効果があると考えられます。ただし、個々の症状や疾患によって効果は異なるため、治療法については、治療家と患者様の綿密な相談、意思統一を行い適切な治療計画のもと行っていくことが必要です。
阿倍野区・西田辺駅徒歩4分